管理栄養士国家試験勉強に強くなる(令和版v0.11) 第3回

管理栄養士国家試験とは何か

国家試験とは何か

この管理栄養士国家試験が初めての国家試験という方も多くおられることでしょう。
 そもそも国家試験自体を知らないで受験するのは非常に無謀であり、非日常のことですから、ここから挙げる最低この3つは知っておいて下さい。

⑴ 解答方法

 現在の管理栄養士国家試験の解答方法は、マークシート方式です。
つまり、自分で言葉を文章を書いたり、図で埋めたりする必要がありません。解答用紙の小さなマークシートの中を塗り潰すだけです。
 
 ただ、この行為にも”慣れ”が必要となります。今までマークシートを塗りつぶした経験が少ない方は、ちまちました作業の繰り返しにイライラすることもあるでしょう。
 普段の生活の中で、小さな部分を数多く塗り潰す作業を連続で1時間以上行うことは、まずあり得ません。
 これだけでもかなりのストレスです。長時間同じ動作の繰り返しや長時間の座学に慣れていない社会人(成人)にはマークシートへの連続塗りつぶし作業は少し辛いものがあるといえます。

⑵ 合格基準

 管理栄養士国家試験の合格基準は、配点を1問1点とし、200点満点中、総合点で約60%の正答率が合格基準となっています。出題にミスがある場合など若干変動がる場合でも、総合点を原則60%以上取れているからが合格します。

 入学試験のように、定員数がある訳ではありません。つまり足切りはないので合格ラインは120点となります。
 苦手科目があって、得意科目で得点を伸ばすことで合格が可能です。

 出題される全科目において100%の知識が不可欠というものではなく、出題内容の6割以上の得点を取れるための知識と解答力というバランスが必要になります。

 そして、第34回国試から応用力試験が20問から30問に引き上げられました。これは栄養士養成課程出身者には有利に働いています。少々サービス問題というレベルの出題のため、しっかり要点を学習しておけば解答できるでしょう。

⑶ 模範解答

 現在では、管理栄養士国家試験後に合格発表と同時に正答も発表されています。
合格発表も、受験後約1ヶ月ということもあり、次のステップへ早く判断できます。

講師から一言

 管理栄養士国家試験は、一年に一度にか受験できません。管理栄養士あるいは栄養士養成課程に関係なく一番最初の受験で合格しなければ、辛い受験勉強生活になります。管理栄養士養成課程が有利だったのは昔のことです。

 管理栄養士養成課程の合格率は90%以上ですが。既卒者はの合格率20%前後です。
 栄養士養成課程既卒者は30%前後です。栄養士養成課程既卒者のうち最初の受験で合格する方が合格者の約30%を占めています。
 これで分かることは2回目以上の受験者の合格率は20%なのです。既卒者2回目以降の受験合格率も20%と低い合格率です。

 不合格組に入っている受験生のみなさん、たくさん勉強していても間違った勉強方法や誤ったキャリア設計をしていたら、時間や苦労が無駄になります。その勉強方法いつになったら辞めますか?

 しかし心配いりません。安心して下さい。管栄学館がサポートします。
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