管理栄養士国家試験勉強に強くなる(令和版v0.11) 第2回

貴方にとっての栄養士とはなにか

栄養士とはなにか

 受験勉強に触れる前に、貴方は栄養士のことを知っていますか?と私が尋ねると貴方はきっと答えるはずです。「勿論!知っている。栄養士とは、栄養士養成施設校を卒業して得られる資格で主な勤務先は、病院や学校、研究施設、事業所、給食会社など、そこで栄養士として定められた年数、業務に従事すると管理栄養士国家試験の受験資格を得られる」と。
 そうです。その通りです。ですがこれだけでしょうか?こんなの国家試験に出題される試験勉強の内容じゃありません。そうではなく、私がお尋ねしたいのは次のようなことです。

問⑴  現在日本国内で栄養士の免許を与えられている人はどれくらいいますか?

問⑵  そのうち、管理栄養士はどれくらいいますか?

問⑶  栄養士は独立できますか?

 こんな問題は、試験に出ません。でも、今後の貴方の栄養士人生には知っていて欲しい事柄です。では回答です。

解答⑴ 今現在の栄養士免許を与えられている数は、約113万人です。

解答⑵ うち管理栄養士の数は、約26万人です。

解答⑶ 栄養士(管理栄養士)は、独立できます。

 つまり、栄養士や管理栄養士がこんなにも多いのだから、自分の目指す就職先に就職できる可能性は低いというのも頷けます。

 それなら貴方はどうしますか?
 ここで皆より秀でたものを持たなければなりません。
 そう、一番手っ取り早く、そして効果的なことは、管理栄養士になることです。

 管理栄養士になっても、大勢いる管理栄養士や、資格の有無に関係なく知識や経験が豊富なライバルを押し退ける力を持さなければなりません。

管理栄養士は、辞めてゆく

 では、管理栄養士は毎年何人くらい合格しているでしょうか?
答えは、1万人前後です。

 令和4年版厚生労働白書によれば、登録されている管理栄養士の26万に対して、管理栄養士・栄養士の配置状況はといえば11万人ほどなのです。

 しかし、残りの15万人の管理栄養士はどこで何をしているのでしょうか?

 詰まるところ、管理栄養士の資格を取得しても生涯にわたって使える資格ではないという現実です。

 国家試験で負けている様では、合格した後もお先真っ暗なのが現実です。

 では、ここまで読んで、「私には無理だ」と思ったら、早くあきらめた方が身のためです。
試験が難しいのではありません。世間は信頼できる管理栄養士を求めています。
自分自身が変われないのに他人の生活習慣や食生活改善なんて指導出来るわけが無いのですから。
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