管理栄養士国家試験勉強に強くなる(令和版v0.11) 第10回

管理栄養士試験の勉強法3

試験勉強は、社会人(成人)の方が有利である

 試験勉強は、子供(小・中・高)だけのものではありません。そればかりか、社会人(成人)になってからの方が、専門的な学習が必要であったり、資格取得等で多かれ少なかれ誰でも試験勉強を体験しなければならないようになっています。
「それなら、効果的に試験勉強をこなしたい!」これは誰もが思うことです。しかし「最近、物忘れがひどくて・・・。こんなんじゃ、資格試験なんてとても無理です。」
と始める前から諦めてる方が多いように感じます。
 しかし、物忘れと資格試験用の学習は関係ありません。しかも、通常の生活ができている方です。全く問題はないと思います。

社会人(成人)の方が有利、それはなぜか?

 試験勉強は、社会人(成人)の方が有利であると考えられます。それはなぜか?
 暗記という作業があります。義務教育での試験勉強では大いに利用させていただいたものです。この暗記には、2つの種類があります。

丸暗記

 1つは、“丸暗記” という、書いた文字を何とも関連つけないで、鵜呑みに暗記する方法です。
 この方法の利点は、一夜漬けが利くことです。さらに一度に多くのことを暗記できます。しかし忘れやすいという最大の弱点があります。
 何かと関連つけているものならともかく、そのままを丸ごと覚えるだけなので、何かの拍子に忘れてしまうと、思い出す方法として効果的な、“何か関連のある事柄からたぐりよせて思い出す” という方法が使えないのです。覚えやすい反面、忘れやすいのです。

関連づけて覚える方法

 そしてもう1つは、予め自分が知っている事柄や、出来事、単語などと関連つけて覚える方法です。これは、一度覚えると忘れにくいという利点があります。しかし、関連づけをするための知識を十分に備えていないと、多くのことは覚えられないのが弱点となります。

大人の勉強法

 この2つの暗記方法を考えると、大人の試験勉強で有利と考えられるのは、後者となります。大人には、今までの人生経 験があり、それに関する知識があります。それを利用し試験勉強を行えば、忘れにくい暗記により随分得点が期待できます。

 ただ、この関連付けて覚える方法”もどき”があるので注意が必要です。それは、「語呂合わせ」です。
 大人の勉強法は、「語呂合わせ」のようにキャッチコピーを覚えるような勉強方法はしてはいけません。脳に大きなダメージを与えるかもしれません。
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